原始時代からの泉
松本市の隣りの塩尻市の林の中にある 平出の泉
子供のころ見たかすかな記憶をたどった
コバルトブルーという色だろうか
青い透明感のある泉が周りの木々を写していた
今もこんこんと清水が湧き出ている
近くに平出遺跡がある そこには
原始時代の復元住居が沢山並んでいる
この泉があったから原始 古代の集落ができ
今遺跡となっているという
そのブルーの水面にサクラの花びらが浮いていた
余りにも静かな佇まいに
こちらも静かな気持ちになって
カシャカシャ シャッターの音をならしていた
江戸時代になって田用水として堤が整備されたものだという
それにしても原始時代から今もなお泉が湧き出ていることに
生きている地球の大きさを感じてしまう
子供のころ訪ねたかすかな記憶では
もっと暗い中にあった気がしていた
深さ6mというこの神秘的な池に清められた気がした
平出遺跡 去年3月撮影
by jarippe
| 2017-04-30 21:23